てぃーだブログ › vegetarian cafe choukrane › ティーダキッズプロジェクト

2011年07月23日

ティーダキッズプロジェクト

ティーダキッズプロジェクト


ティーダキッズプロジェクト

 とってもすてきな企画があるので、choukraneのブログで紹介させてもらいます。

 3月11日の東北太平洋沖地震によって壊滅的な打撃を受けた東北各県は、全国各地からの支援によって少しずつではありますが復興の道を歩みつつあります。しかしながら、地震で被災した地域の復興は途についたばかりであり、福島第一原発の事故はいまだ終息しておりません。その地域の児童生徒、そしてその保護者は放射能汚染などの不安にさいなまれ、心から安心して、とは言い難い日常生活を送っています。

 そこで沖縄県民からのプレゼントとして、夏休み期間中だけでも、被災地の子どもたちがそうした不安から離れ、沖縄の太陽の下、自然の中で思いっきり遊べるように、沖縄に招こうとこのプロジェクトを立ち上げました。


子どもたちの募集の作文「夏休みが明けてから取り組みたい事」にはすぐれたものがたくさんありました。
長いですが一つご紹介します。 宮城県の塩竃の中二の女の子からです。

あの日、私が生まれ育った町に黒い濁流が押し寄せ、なにもかものみ込み、全て壊し、流していきました。そして、魚の町、漁港の塩竈は、それ以来止まってしまいました。
 私は海のある町に住んでいますが、ここには元々浜辺はありません。“魚のまち”塩竈で泳いだことがないのです。ですが、魚は新鮮です。食卓には季節ごとに活きのいい魚が並びます。ただ、私は魚が実際に動いているものというより、私たちに食べられるためにじっとしているものというイメージが強いです。だから、幼い頃テレビで見て以来ずっと忘れられない、沖縄の真っ青で透き通ったあの海で、自分と同じように動いている魚を見てみたいのです。目の前で動く魚はどれくらい速く泳いでいくのでしょう。私もそこに飛び込んで、一緒に泳ぎたいです。
 この夏は、今までと違って何だか疲れた、不安な気分が続いています。今も、あちこちにあるがれきや、損壊して残った家を見ると、あの地震の恐怖が、胸の底からぐぐっとよみがえります。きっと私は、沖縄の海や人々から、図り知れない程のエネルギーを受け取ることでしょう。そして、今よりも大きな笑顔になれるでしょう。
 現在も、塩竈では復興に向けてみんなが協力し合っています。父も母も、生活再建、自分達より酷い思いをした人達への支援に、いつも奔走しています。しかし、中学2年生の私には正直言って、何が出来るかわかりません。でも、自分に出来ることは、この震災を絶対忘れさせないようにする為に、後世に伝えていくことだと思います。それで、今日から少しずつ、時系列に震災の記憶を書き留めていこうと決めました。そうしていく中で、小さくても今のこの私で出来ることを見つけたら、すぐ行動します。何をしたらこの町に役立てるのか、毎日念頭に置いて、生活するようにします。
 少しずつ和らいではいますが、これまで、緊張が続いた日々でした。この場所から切り離されて、沖縄で過ごすことが、私にとって、唯一の従来のイメージの“楽しい夏休み”となることでしょう。そして、この夏休みが終わったら、沖縄で受け取ったエネルギーを勉強に注ぎ、3才の頃からの夢である、医師になる為に、今まで以上にまい進し、私の住む町“塩竈”に、元気を与えていけるような人になります。


この子の文には書いてありませんが、宮城県も空間放射線量は高く、また魚介類や地元の野菜も汚染されている可能性が高いです。国の未来を作るこのような子どもたちの健康を少しでも守ることに、どうぞご協力をお願いいたします。


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
         ティーダキッズプロジェクトより募金のお願い

趣旨 
3月11日の東北太平洋沖地震によって壊滅的な打撃を受けた東北各県は、全国各地からの支援によって少しずつではありますが復興の道を歩みつつあります。しかしながら、地震で被災した地域の復興は途についたばかりであり、福島第一原発の事故はいまだ終息しておりません。その地域の児童生徒、そしてその保護者は放射能汚染などの不安にさいなまれ、心から安心して、とは言い難い日常生活を送っています。
 そこで沖縄県民からのプレゼントとして、県民の支援金によって夏休み期間中だけでも、被災地の子どもたちがそうした不安から離れ、沖縄の太陽の下、自然の中で思いっきり遊べるように、沖縄に招こうとこのプロジェクトを立ち上げました。
 多くの沖縄県民が、自分たちも何かしてあげたいが遠く離れていて力になれない、というもどかしさを持っている中で、ウチナーンチュ(沖縄県民)のチムグクル(友愛・相互扶助の精神)で、今も不安定な状況にある被災地の子どもたちを温かく受け入れてあげたいと思います。
 このプロジェクトは、放射能の子どもたちへの影響がなくなるまで、最低10年間継続して学期休みに子どもたちを沖縄へ招待していくことを目標としています。

  今夏休みの予定 
 福島県、宮城県の小学校5年〜中学校3年までの子どもたちを8月1日から11日まで、伊江村の民泊、今帰仁村と東村の牧場ステイに招きます。現在50名程度の子どもたちが参加を希望しています。

  必要資金
今後の当プロジェクトのためにはより多くの寄付を得て基金を作ることが必要ですが、現在今夏休み招待のための航空運賃などに充てる資金約400万円が必要です。
 
 寄付金口座
沖縄銀行 本店    普通口座 2422412     ティーダキッズプロジェクト
琉球銀行 本店営業部 普通口座 1121765     実行委員会委員長 加藤彰彦

 お問い合わせ
ティーダキッズプロジェクト実行委員会 事務局長 坂田竜二
   事務局住所 沖縄県中頭郡西原町翁長777 沖縄キリスト教短期大学張本研究室
   メール ryu@warabiya.jp
電話 080-6596-3772




Posted by choukrane at 11:13│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。